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HELP...2(ここから当分湊side)
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―バタバタバタっ
一人の警察官が青ざめて出てくる。
夏希になにかあったのか?!!!
「救急車!!!早く!!!
被害者が意識を失いました!!!!」
なんだ…
また、前世がフラッシュバックしただけ。。。
ゆっくり寝かせて、
起きたら優しく笑って甘やかしてやるんだ。
そうしたら、きっと落ち着く…
想定内だ。
…なのに。
「君たちも!!!早く!!」
急かされて、中にはいると…
夏希の左手首…むしろ腕。。。
手首から肘まで真っ直ぐ裂かれている…
その線は何本もあって…
床は、血で真っ赤だ。
「なに、これ…」
本当に、驚いた時は固まってしまうんだ…
「君たち!!止血して!!
このままじゃ、この子死ぬよ!!」
壮介が警察官に羽交い締めにされて
俺の横を通るとき、笑った気がした。
それで、目が覚めて
「夏希!!!!!」
夏希の腕を必死で押さえて
それは、渚も同じで
抱きかかえられた夏希は
本当に、夏希か疑ってしまうほどに
顔は蒼白で、体の末端だけでなく
首なんかは生まれたての赤ん坊のように
力が入っていない状態になっていた…
…俺のせい、かな。
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