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記憶(湊)...4
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―テレレーレレレレレレー
朝からなんだ……
「はい、もしもし……」
「木宮湊さんですか?!!!」
「はい、そうですが。」
「病院です!!
夏希くんが、
湊くんがいないと取り乱してまして!
すぐに来ていただけないでしょうか?!!」
「わかりました!!すぐ、向かいます!」
大変だ。
どっちにしろ、今日は休みだし
夏希の所に行く予定だったけど
まさか、朝の5時に出ることになるとは………
「夏希のところへ行ってきます。
湊。…っと!
これでおっけい!」
置き手紙を食卓の上に置いて、
両親に挨拶をしておく。
―ガチャ
扉を開けた時、上から声が聞こえた。
『やん……あっっっ
しゅ、くんっっ…湊が、ぁん
起きるっっ!!』
両親よ、朝から盛ってんじゃねーよ(汗)
まぁ、仲いいのはいいことだね。
ちょっと意地悪してやるか…(ニヤリ)
「母さんっ!父さん!
置き手紙しといたけど、
夏希のとこ行ってくる!」
一瞬の沈黙と、
母さんの上ずった「いってらっしゃい」
父さんからは、笑い混じりに
「邪魔すんなぁぁぁぁぁ(笑)」
「じゃあね、俺行くから
母さん思っきし声出して大丈夫だよ〜」
下世話でごめんなさい。
我が家はこんな感じなんです。
俺も、もうあんまり嫌だと思わなくなった。
さてさて、
愛しのわがまま姫を迎えに行きますか
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