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やめて(湊)
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「ね、教えてよ。湊。」
嫌だ。
そんな真剣な目で見ないでよ、…!
また苦しむ夏希を見たくない……!!
「ねぇ、オレ大丈夫だからさ。」
「ゆ、夢じゃない??」
夏希の眉がピクリと上がる。
「湊は、オレがこのこと知っただけで
怖がって外にも出られない様な奴だって
思ってんの??!」
思うも何も、実際そうだった。
あれだけ怯えたし、飛び降りたんだ。
並大抵な恐怖ではできないだろう?
好きな人が目の前で落ちていく………
それは、恐怖以外の何物でもなかった。
「湊!!!!」
強く呼ばれて、焦った。
なにか、言ってしまいそうで怖くて
―ドタッ
夏希をベッドに押し付けてた。
「湊??!ごまかさないでっ!!」
「ごめん。」
「んぅ?!!!」
もう、何も話したくない。
何も話させたくない。
けど、夏希の側にいたいんだ。
………わがままでごめんね。
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