アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
学校(夏希)
-
わぁぁぁぁぁ!!!
湊のばかぁぁぁぁっっ
お姫様抱っこでただでさえドキドキなのに、
人とすれ違うたびに、チラチラ見られるんだもん!!
恥ずかしい、恥ずかしい、恥ずかしいぃぃぃ!
「ね、湊」
「なぁに?夏希なにか欲しい物ある?」
満面の笑みで答えてくる湊。
しかも、なんの話っっ?!!!
「そうじゃなくてさ、下ろして?」
「やだって言ったー。
ほら、あとちょっとじゃん。いいでしょー?」
「人とか…さ?」
「俺、気にしないもーん!」
「そこは気にしろっ!」
「えぇぇぇー?」
嬉しそうだなぁ!!!!
その緩んだほっぺた摘んでやろうか?!
「はい、着いたよー」
やっと下ろしてもらえる…
と、思ったのに
「よっこらしょっ」
なんで、オレ湊の上に座る形になってんの?!
「ねぇ、せめてカーテン閉めよ?」
「そうだねぇー。夏希ちょっと歩ける?」
「わかった、オレが閉める!」
湊がオレの両脇に手を入れながら支えてくれて
立ち上がらせてくれる。
――シャッ。。。シャッ。。。
ゆっくり歩いては閉めて。
また、歩いては閉めて。
「すごい………夏希、歩けた。」
湊が学校の時間帯にリハビリしてたから、
オレが歩いてるの見るの久しぶりか……
じゃあ、この甘やかしっぷりも許してやるか。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
139 / 193