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Birthday...2
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寝起きだからか、
ボーッとしながら歩いていた。
移動教室までは1分ちょっとで着く距離だ。
広い(広すぎる)校舎の中では
まだ、近い方の教室だった。
―ドンッ
「わっ!!「「すみません」」
ぶつかった相手とかぶって互いに笑い合った。
ちなみに その相手というのは、
今朝、黒板で祝われていた
木宮 湊だった。
あれだけ大きく書いてあったのだ。
わからないはずがない。
「木宮くん、今日誕生日??」
「おう、」
「おめでとう!」
「さんきゅ。」
湊はにかっと笑って、礼を言う。
それにドキッとしたオレの心臓は
おそらく、誤作動でも起こしたんだろう。
そのまま、なにも無いまま
一ヶ月が過ぎて行った。
オレの目は湊と喋ったあの後から
なぜか、あいつだけを追い続けていたけれど。
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