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Kindness
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その後、
オレと湊と渚が仲良くなるのには
3日とかからなかった。
今じゃ、もう親友レベルだ。
「えー…それでは、えー今日のプリント回収は
えー、日和くんに…えー頼みますね。」
忘れてたが今は数学の授業中!
オレはこいつ(この先生)が
授業中に何回「えー」を言うかを数えるのを
一種の趣味としていた。
ちなみに、今日は54回。
そこそこの記録だ。
―キーンコンカーンコン
「はいよー、プリント持ってきてー」
オレが言うと、
湊がクラスの半分以上のプリントを
集めて持ってきてくれた。
しかも、主席番号順に!!!
「さんきゅ、湊」
「どういたしまして。
なんせ、夏希のためだからな。」
きゅん。
男にときめくのはオレにとっては
普通だ。
今までに彼氏がいたこともある。
けれど、こんなふうに甘いセリフ(?)を
極上の笑顔で言ってくれるやつなんて
今の今まで、居なかった。
―オレ、湊の事好きなんだ。
ふと、そう思った。
きっと、
『恋愛感情』が今のオレの湊への感情の
模範解答なのだろう。
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