アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
HELLO
-
―ジリリりりリリリっっ!!!
「んぅ…」
久しぶりに、目覚ましで起きた。
ドライアイ気味になってて、
ショボショボする目を擦って
制服に着替えようとして、気づいた。
「あれ?オレ、どうやって帰ってきたっけ…」
そういえば、目を覚ます前は
保健室にいたはずだった。
それから、夏希と喧嘩して…
『バイバイ、夏希』
そうだ。
湊とさよならしたんだった…。
湊からメールが無いことで気づいた。
代わりに、渚から
)大丈夫か??
明日、ちゃんと学校来いよ!!
とあった。
喜ばなきゃいけないはず。
なのに…
「うっ…く」
また、涙が止まらない。
湊にあいたい。
会うには、学校に行くしかない。
オレは、重い気持ちで制服に着替え
授業の準備をして
階段を降りていった。
「あら、夏希。おはよう。
朝ごはん、出来てるわよ。
お弁当、鞄に入れとくからね。」
「うん。わかった。」
朝ごはんは、トースト1枚に
スクランブルエッグとウインナー2本。
気づいたら、食べ終わってた。
「行ってきます。」
―ガチャ
あれ…なんで、同じ制服の人が居るんだろ?
湊??
「夏希。はよ。」
「ひっ…センパ??」
『あれは、渚。遥希じゃないよ。』
そうだった。湊がそう言ってくれてた。
「渚。おはよう」
渚と久しぶりに、一緒に登校する。
いつもは二人がけの隣に乗っていたのに
今日は、1番奥の一人がけに俺を座らせて
その前に渚が座っていた。
「怖くねー?」
「ん。平気になってきた。」
「まだ、俺の顔は無理?」
「ごめん…」
「ははっ、気にすんなっ!」
なかなか、話てて楽しい。
学校についたら、教室にすっと入れた。
昨日よりも、一歩前進。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
69 / 193