アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
あの時
-
…人が、たくさん。
これは、きっと壮介の仲間のやつら
「あっははー、
本当に風呂行くとでも思ってたの?
こいつら呼んでただけでーす」
ほらね、悪い予感は的中じゃん。
また、これだ。
凪斗が死んだ、あの時とおんなじ。
助けに来てくれる人がいて、
オレをめちゃくちゃにしようとする人がいて、
圧倒的な人数差があって
少数派は捻り潰されたんだ。
…また??
「ねーねー、夏希くん。
お前、
ゆうとーって呼んでも反応するでしょ」
どういうこと??裕翔…??
「どういうことだよ。夏希は夏希だよ。」
湊の言うとおり、そうなんだけど…
「俺知ってるんだよねぇ、遥希っしょ??
裕翔と親友の凪斗を殺した、あいつでしょ」
知ってる。
一番危ないやつが、知ってる…
また、繰り返すんじゃないか
オレは、気が気じゃなかった。
凪斗みたいに、湊も渚も殺されたら??
頭に凪斗が死んだ時の情景が映る。
紅く染まっていって、最後には倒れて。
止まらないんだよ。
血が、止まらないんだ…
「ねぇ。渚、湊
ゲームしよーよ。夏希を賭けたゲーム。」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
79 / 193