アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
第一章 【自覚①】政side
-
御代の性から朔間の性へ移って、
もう、2年が過ぎた。
今でも、あの日の事を鮮明に覚えている。
もう2年も経ったというのに。
今では、ちゃんと自分を見てくれる家族が居るというのに。
そしてまた、雪の降る季節が来た。
この寒空の下、1人道を歩いていると、
自然と温もりを求める。
いつからか、自ら他人との間に壁を作り、
一線を引く様になってしまった。
誰も知らない過去を自分の中だけに仕舞い込み、
今日も悟られないように過ごさなければ。
数時間前の俺はそう心に決めていたのに、
いとも簡単に壊されるとは、到底考えもしなかった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
3 / 70