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シャモニークリスマス~腐二次創作弱虫ペダル黒田目線
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シャモニーの山荘を假屋崎さんに返すので、最後の大掃除前にクリスマスパーティーを企画した。
うちと、塔一郎んとこ。
六人か?
ケーキ切ったあと、小さい組はおねむで、大人四人、暖炉の前の珈琲タイム。
銅橋が、いささかまだ警戒してるのが面白く、良かったなあ塔一郎、こんなに愛してくれる奴がいて。
俺は何となく、タクトに触れてる手に、力を込める。
珈琲に垂らしたブランデーが心地よい、かすかな酔いを全身に回す。
塔一郎が口を切った。
ここは持ち主に返すんだろう?
うん。
リヴィエラは買い取ったけど、こっちまでは手が回らない。
拠点はどこにすんだ。
アメリカへ戻るのか?
考え中。
最初はアメリカか日本て思ってたんだけど、愛音の学校のこともあるし、フランス出なくてもいいかなって……
僕の経験的に、ああいう階層の人間は、反省が長続きしない場合が多い。
塔の言葉はもっともだ。
俺も研究のスポンサーサイドと会うことあるけど、半数がテンガロンみたいなやつだ……
フランスにいるかな。
もうちょい。
いようよ。
いつの間にか正塔が来ていた。
「こら。大人の時間だぞ」
「わかってる。だから一言だけ。
拓おじさん、雪おじさん。おれ愛音と別れたくないです」
後は泣いて言葉になってなかった。
ありがとうな正塔。
俺たちも愛音もきみが大好きだよ。
メリークリスマス。
きみに。
子供らに。
友達に。
そして愛するおまえに。
メリークリスマス。
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