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確信犯3~二次創作弱虫ペダル小野田目線
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1000キロ走破は自動的にインハイの切符に化けた。
不安そうにしたら、主将さんがUターンして走ってきてくれて、支えてくれた。
総北は優しい。
あったかい。
でもその中にも毒蛇はいて、人を害しまくってるに違いないんだ。
だから僕は…
インハイ会場。
翼天使との再会。
ピンクジャージと今泉との因縁。
本気で補給してくれてる手嶋さんたち。
僕は…僕は…
聞いたぜ。
側溝のU幅走ってきたんだってな。
そんなこと、誰も思いつきゃしねえ。
おまえすごいな。
いえ田所さん。
僕はたまたま小さいので。
運良く抜けられたにすぎません。
ガハハハハ、と田所さんは笑った。
スプリント勝負でリザルトとってなおこの余裕だ。
空気吸い込むあの技もすごい。
ああ。
ほんとに僕、この仲間なら…
二日目。
驚くことがあった。
あの田所さんが、
たくましい田所さんが落ちたのだ。
落ちた者を拾いに行ったら自分も落ちる。
でも僕は昨日実際に落ちた。
落ちた者がどのくらい孤独かも知ってる。
田所さんは強い。
僕より平気かもしれない。
でも、でも、でも…
僕は落ちた。
彼を連れてくるために。
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