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例えばの話。1【pwps】
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... ____ 例えば僕が、君を好きだったとして。
side P-P
「ねぇねぇ、どれやる?やっぱマリオ?」
ガチャガチャ、とゲームのカセットを漁る音が僕の部屋に響く。
まるで無邪気な子供のようにカセットを両手に持ってにこにこ、と話しかける。
「つわはすさんは何がいい?」
僕は目の前の君の名前を呼んですす、と近づいた。
散らかっているカセットの山に雑に手を突っ込めば適当なものを手にした。
これはやり飽きちゃったしなぁ。
「ぴーちゃんがやりたいのでいいよ」
そんな風に言って優しく笑う。
やっぱりつわはすさんは性格いいなぁ。
今までいろんな人と接してきたがここまで人を優先する、というか優しい性格の人はなかなかいなかった。
手にしているカセットを床に置いて一呼吸着いた。
「んー、…なんか最近ゲームやり過ぎて飽きちゃったやつ多いんだよねぇ」
僕は困った様に笑った。
するとつわはすさんは、あー、そういうことねぇ、とでも言うかのように頷いてみせた。
「じゃあ…あ、そうだ」
つわはすさんは何かを思いついた様子でパッと立ち上がった。そして実況している時みたいに、楽しそうににやっと笑った。
「デートしよ!」
「……え?」
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