アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
最悪の結末
-
自分が処刑される日が来るなんて、考えたことも無かった。
地下牢で自身の処刑を待つ数時間。
寒い。
これは悪い夢なんじゃないかと、
目が覚めればいつも通りの日々に戻るのでは無いかと、
そう思い続けて、幾日も過ぎた。
国王は処刑され、
街の者は奴隷となる。
全部、あいつらのせいだ。
隣国バルバロッサが我が国を攻めたりなどしなければ。
……いや、違う。
何もしてこなかった自分に責任があるのだ。
ただ王宮で、過ごす何もない日々。
隣国にちゃんと目を向けていれば。国のことをもっとしっかり知っておけば。
最悪の未来を、変えれていたのかもしれない。
____________
______
___
その日、オレは初めてラヴァニアの神を目の当たりにした。
オレが無駄にした5年の月日を巻き戻したのだ………
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
1 / 77