アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
くそみたいな恋人
-
「じゃあ、とりあえず明日は俺と登校しようね」
「え」
流れ流され
とりあえずどうするか、って話になって
ただ今作戦会議中
なんだけど
「…ちょっと初日からハードルが…」
「何言ってるのハル
俺達浮気するんでしょ?」
…ごもっとも
「でも、ほら、だって…朝は…」
そう、俺は朝いつも夏瑠と登校してる
それを分かってるくせに…
「朝がどうしたの?」
ニヤリと笑う眞仲
「…眞仲だって知ってるだろ」
「ほら、俺遅刻魔だから」
こいつ確信犯だ…
くそ…なんか負けてる気分で腹が立つ
俺だって
「もう知らないからな…」
ガキみたいに俺が言い返せば
「うそうそ、ごめん」と
余裕そうに眞仲が俺の頭に手を伸ばす
けど、その手は俺には届かなかった
急に掴まれた眞仲の手
「………ハル…何してんの…?」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
8 / 21