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《再会》2
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「軽い睡眠薬です嗅いでください」
使用人は、布に薬を染み込ませ、みずきの鼻と口を覆う。
「やめ…っ」
「ごゆっくり」
最後まで抵抗するみずきだったが…
いつまでも呼吸を止めていられるはずもなく、
睡眠薬を嗅いで眠りについてしまう。
「私は出掛けるから、ここには明後日の昼戻る。食事の用意を頼むよ」
部屋から出てもう一人の使用人に伝えるフミヒコ。
「かしこまりました」
「あぁ彼が目覚めたらサクヤに会わせてやってくれ、それが約束だからね」
「はい、いってらっしゃいませフミヒコ様」
「あぁ」
返事を返し、そのままフミヒコは部屋を出る。
通路へ出るとアキラが立っていた。
アキラはみずきに会えないとは思ったものの、なぜみずきがフミヒコに会いに来たのか理由が知りたくて…
やはりフミヒコの部屋を訪れていた。
フミヒコにみずきまで騙されているんじゃないかと心配になって…
「ん?おや?サクヤ、どうしたんだいこんなところで」
出てきたフミヒコがアキラに気付いて近寄って来る。
「フミヒコさん、みずき…ユウは?来てるはずだけど…」
気になっていることを聞くアキラ。
「あぁ、そうだね今眠っているよ」
隠そうとはせずフミヒコは伝える。
「え?」
「楽しい一時を過ごさせてもらったからね、」
「それってどういう事…」
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