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《再会》4
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状況からしてみずきがフミヒコと関係を持ったことは違えようのない事実だ。
「…なんで、」
そんなことになったのか…
みずきには迷惑をかけたくなかったから離れたのに…
みずきの性格からしてもフミヒコに簡単に身体を預けるような奴じゃないし…
どういう経緯でそうなったのか…
フミヒコに良いように騙されたのか…?
フミヒコならやりかねない。
みずきがフミヒコに…
そう思うと、胸の奥が焼けるような嫌な気分になる。
「みずき…」
ベッドサイドに腰を下ろし…
名前を呼んで、そっと髪を撫でる。
触れてもまったく起きる気配がない。
いつものみずきなら有り得ないこと…
薬を使われたのか…
そう思いながら、
しばらく様子を見ていたが…
眠るみずきを見ていると自分も眠くなってきて…
アキラはベッド横にずり降りて布団に頭を預けウトウトと眠り始めてしまう。
みずきは薬の影響でねむり続けていたが、不意に目を覚ます。
「……、はっ!」
瞳を開き慌てたように起きようとするが、身体が反応せず上手く起き上がれなかった。
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