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《再会》6
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「お前、何で…こんなこと…」
「っすまない、こんな情けない姿で、おまえの前にっ…俺はッ」
ただ会って話がしたかっただけだった。
「……、」
「本当に…情けない…ッ」
「……ばか、」
アキラはそっと慰めるようにみずきに触れ…後ろから身体を抱き寄せる。
「……、」
言葉も出ず固まるみずき。
「会いたかった、みずき」
優しくささやく…
「……アキラ」
そのアキラの言葉で…
張りつめていた緊張感や後悔の念など、一瞬で吹き飛んで…
救われた気持ちになるみずき…
一気に押し寄せる安堵感…
アキラがいる安心感。
そう、会いたかった…
アキラに…
みずきは振り返り、瞳が重なる。
「うん」
頷いて微笑むアキラ。
「……ッ」
みずきはそっとアキラを抱きしめる。
アキラの存在が、自分を限りなく癒してくれる。
大切な存在…
「会いたかった…アキラ、本当に、もう会えないのかと、思って…」
「…突然いなくなってゴメン、オレも半ば強制的にここに住むことになったから…」
みずきの様子に驚きながらも応えるアキラ。
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