アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
《再会》7
-
「……」
「お前、なんでこんなとこへ?フミヒコには関わらない方がいい、目を付けられたらもっと大変なことになるぞ」
アキラはみずきと連絡がとれていなかったので、記憶を思い出したことを知らないため、みずきがなぜこんなところに来たのかわからない。
諭すように言うが…
「…俺は、アキラに会いに来た」
素直に答えるみずき。
「オレに?なんで?」
「……」
自分の身勝手な想いを、どういう風にアキラに伝えたらいいか…言い詰まってしまうみずき。
「……、あ、オレ携帯フミヒコに取られたから使えなかったんだ、連絡出来ないからフミヒコ頼ったのか?それで騙されたとか…」
携帯電話はフミヒコ名義のものを使わされている。
でも私通にフミヒコのものなど使いたくなかった。
痕跡を残すことで繋がった相手をフミヒコに知られてしまうかもしれないから…
部屋の通信手段はすべてフミヒコに監視されているため連絡できなかったのだ。
アキラなりに解釈して言うが…
「……」
すべてが間違いでないアキラの言葉に答えられずにいるみずき。
「まぁ取りあえず服着ろよ、風邪引くし」
みずきの背に触れそう促すアキラ。
「あぁ…、ッ!」
頷いて立とうとするが力が入らずベッド下へずり落ちてしまうみずき。
「大丈夫か!?やっぱ薬使われたんだな…無理すんなよ服持ってくるから」
アキラはみずきの服を持ってきて渡す。
ついでに脈を測っているアキラ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
36 / 149