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《2人の脱出作戦》4
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「アキラ…」
こんなにも情けない俺なのに、それでも気遣ってくれる。
そんなアキラを見て何か伝えたくて名前を呼んでしまうが…
「ん?」
可愛い表情で首を傾げるアキラ。
「いや、行ってくる」
やはり言葉がうまくまとまらなくて、頷いて風呂場へ向かうみずき。
「ごゆっくり」
アキラは気にせず手を振って見送る。
そして2人とも入浴を済ませて、再びソファへ…
「みずきまだ起きてる?」
しばらくして不意に聞くアキラ。
「え?」
「オレそろそろ寝るから、テレビ見るなら見てればいいよ」
「いや、テレビは」
アキラが見ているから見ているようなものだから。
「じゃ、一緒にねよっか」
微笑んで手を差し出して誘うアキラ…
「あ、あぁ…」
みずきはその手を取って頷きアキラについていく。
寝室に入るとアキラは…
「これ隠しカメラ、布かけとくから気にせず寝たらいいよ」
「あぁ、ありがとう」
「さ、ねよねよ~」
みずきの緊張をほぐそうと、軽く笑って飛び込むように布団に入るアキラ。
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