アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
《記憶の欠片》10
-
『ならば、一度だけ会わせてやってもいい』
「えっ」
『ただし、君が一夜、私の相手になるというのが条件だ』
BOUSの性優好きなフミヒコ。
この期にユウも手にしようと理不尽な条件を突きつける。
「な…っ」
『私と寝た後、サクヤに会わせる』
「……」
『どうする?』
さらっと聞くフミヒコ。
「…そんな条件っ」
『呑めないならサクヤには会わせない』
「っ…」
『条件を呑む気になったら連絡をくれ、約束は守るよ』
相変わらずの口調で誘うフミヒコ。
「……」
『あぁ、あと不用意にうちのマンションの周りをうろつかないように、ストーカーとして警察に通報するからね』
みずきをマンション周辺に来させないよう釘を指す。
「…っ」
『まぁ、仮にマンション前で待ち伏せしても今はサクヤ1人で外出する時はないけれどね』
「……」
『連絡待っているよ』
その言葉で切れる電話。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
12 / 149