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《運命のいたずら》1
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アキラの居場所はフミヒコのマンション。
それは分かった。
しかし…
会うために突きつけられた条件。
仕事に出ていてもフミヒコの言葉が頭から離れないみずき。
どうすれば…
アキラならどう言うだろう。
アキラと交わした言葉を思い出すみずき。
『真にうけて全部言う通りにするバカがどこにいるよ』
アキラの言葉が蘇る。
そうだ…
フミヒコの言葉に流されるな。
冷静になって…
フミヒコとの電話内容を整理する。
フミヒコの言葉を疑う、真に受けてはいけない。
焦って混乱していたからフミヒコの言葉を鵜呑みにしていたが…
そもそもフミヒコのマンションにアキラが本当にいるのか不明だ。
いなければ条件も無効になる。
本当にいるのなら、確認するためにアキラと話をすることは出来ないだろうか…
無理でも…
どうにかアキラの声が聞きたい。
みずきは再びフミヒコへ連絡する。
前回フミヒコ直通の電話番号を聞いていたので、そこへかける。
『あぁ、ユウかい?条件を呑んでくれる気になったのかな?』
「いや、その前に確認したいことがある」
『なんだい?』
「本当にサクヤがそのマンションにいるのか?証明できないなら条件は呑めない」
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