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《逃れられぬ罠》 1
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「っ…う、ここは…」
霞む目をなんとか開くと、見知らぬベッドに横たわっている自分。
「私の部屋のベッドだ、目覚めたようだね」
不意に聞こえた声…
「っ…フミヒコッ、ぅ!?」
慌てて起きようとするみずきだが、意識に反して身体はまったく動いてくれない。
「先ほどのは即効性の睡眠薬だがすぐ切れてしまうんでね、眠っている間に運動神経系に作用する別の薬を嗅いでもらったんだ」
フミヒコはスーツの上着を脱いでみずきの元へやってくる。
「身体の動きが鈍くなっているだろう?だが安心していい、快楽系統には何ら影響は及ばないから、むしろ少し過敏になるほどね」
そしてベッドサイドに座り、みずきを見つめながら話す。
「っ…」
「どうした?驚いているのかい?サクヤの部屋の前に待ち伏せさせていたことを」
そっとみずきの髪にふれ、頬に愛しく触れていく。
「なぜっ」
「君の考えそうなことなどお見通しだよ」
そう微笑んで、唇にキスを落とす。
「っ…やめ、」
抵抗しようにも首と指先が僅かに動く程度で、身体の自由がまったく利かない。
「君に暴れられては困るからね、口約束だろうと約束は約束だ」
少し真剣な眼差しに変わり言うフミヒコ。
「君の願いを叶える代わりに、代償として君の身体をいただく」
囁きながら…片手でみずきの上着のボタンを外していく。
「悪いようにはしない、私は慣れているからね」
そしていつもの余裕をたたえた顔に戻るフミヒコ。
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