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《逃れられぬ罠》4
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「声を抑えるのは癖なのかい?」
みずきの顔を覗き込み、囁くフミヒコ。
「サクヤはもっとかわいい声をきかせてくれるよ?」
「ッ…」
キツく睨みつけるみずき。
「あぁ、君は父親から性的虐待を受けていたんだったね、こうやって、大人に組み敷かれると思い出すかい?」
「やめろ…」
「父親に抗えない惨めな自分を隠したい、知られたくない、という気持ちから無意識に声を抑えるようになったのかな?」
悪気なく聞き、
「可哀想な子だ」
優越感を漂わせながら囁いてくるフミヒコ。
「…っ」
「サクヤには伝えているのかい?実の父親と肉体関係を持ったことがある…と」
「君もそんな狂気的で暴力的な父親と同じ血が流れている…」
言い返せないみずきになおも話し続ける。
「自信がないんだろう?本当はサクヤに会うのが怖いはずだ」
「また無意識にサクヤをレイプしてしまうのではないか…」
不適に笑うフミヒコ。
「ッ!」
「眠っているサクヤを…殴って嫌がる彼を無理やり」
「やめろッ!なぜお前が知っているッ」
「君が酷いやり方をしたものだからね、しばらくサクヤとSEX出来なくてね、サクヤの口から聞いたよ」
最後の言葉は嘘だが、さも本当のように伝えるフミヒコ。
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