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2 小葉&秋葉
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side秋葉
「りっちゃん同じクラスでよかったね~」
「うん」
りっちゃんは相変わらず可愛い感じで挨拶をしてから席についてた。俺はりっちゃんみたいな美人さんは見たこともないし、正直まだ人間なのか疑うくらい~。
小葉も無表情だけどビックリはしてたみたいだし。
でも何かな、笑顔が絶対崩れないんだよね。
なんか、もっと戸惑っても良くない?
もしかして作り笑顔なのかも~とか思っちゃうくらいだもん。
礼儀正しくてすっごくいい子。
◆
side小葉
まさか同じクラスになるなんて、思ってもいなかった。
まあそんなことは置いておいて。
今、俺と秋葉は微妙な顔をして律を見てる。
なんでか分からないけれど、気づいたら律とその隣の奴が親密にすごく近い状態で話していた。
何故か俺達はイライラして、ムズムズした。
「なーんか、近くなーい?りっちゃんも楽しそー」
ムスッと頬を膨らませた秋葉は、パタパタと足を揺らしている。
「俺達は家で話せるだろ。学校の友達くらい、いい」
本当は自分もよく思うことが出来ないこの光景。
今すぐ離れてほしいとも思う。
遠くからは「ふふ」と律の楽しそうな声。
何の話をしているんだろうか。
何で笑っているんだろうか。
アイツはどうやって律を笑わせたんだろうか。
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