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熱
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微睡む思考の中に聞き覚えの無い声が反響している。意識はなかなか覚醒せず、ぬるま湯に浸かっ
ているような感覚だ。
「………ッ…」
耳元に感じる違和感に、ゆっくりとゆっくりと意識が呼び起こされていく。
「………ん…ッ…」
耳の感覚が戻っていくと同時に、身体の感覚も戻っていく。
「………さん…ッ…」
感覚は違和感へ、違和感は感覚へとなっていく。
身体の至るところに違和感を感じる。それに合わせるようにして、身体を包む熱がじんわりと温ま
る。
「………矢代さん…ッ…」
その声に、熱に一瞬で意識が覚醒する。下半身を中心に焼けそうなほど熱い。自身で喉を震わせて
るはずなのに、反響して聴こえる音は自分の知らないものだ。
「あー、目、覚めちゃいましたか。」
ゆっくりと重たい瞼を開いていくと、自分に覆い被さる人影と目が合う。見慣れた顔の見慣れない
表情に、彼だと認識するに数秒間催してしまった。
「……三住…ぁ…」
自然と零れた甘ったるい声。とっさに口を塞ごうとするが、叶わない。三住の男らしいがっちりと
した腕に、腕を容易く押さえつけられてしまった。
「酷いですよ矢代さん…。楽しみましょ?俺もう結構限界ですし…ッ…」
言い終わるが早いか三住は矢代の耳を食み、その太くそそり立ったもので体を大きく揺らし突く。
ぱちゅぱちゅと卑劣な音が部屋に響き、灼熱の太陽に照らされているかのように熱い。
「あ……、ぐ…、うァ…、まッ、ちょッ…」
「待ちませんよ。ほら、触ってあげますから…、大人しく啼いててください。」
吐息混じりな声で囁くと、三住は矢代のたち上がったものを握った。
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