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あなたを探して【勝生勇利】
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「勇利…今日で君のコーチは終わりだよ。」
「なんで!?どうしてさ?」
子供のだだのようにヴィクトルを僕は問い詰めた。
「元々、そういう約束だったじゃないか。」
「ヴィクトルは、僕をグランプリファイナルで優勝させるっては言ったけど…でもそこまでとは言わなかったじゃないか!」
僕の言葉にヴィクトルは息をつぐんだ。
しかし、それは少しの出来事ですぐにヴィクトルは口を開いた。
「もう。君のコーチをするのは飽きたんだ。君は十分強くなった。俺なんかがいなくても戦える。そもそも君のコーチをやろうとおもったのは俺のインスピレーションを再びかきたたせるため。つまりは刺激のためさ。でもそれももう終わりだ。
Sorry…勇利。次はリンクで会おう」
「ま…まってヴィクトル‼」
「いくぞ、マッカチン」
「クゥン」
僕の制止には聞く耳もなくヴィクトルは僕に背をむける。マッカチンだけが僕をまだ見つめて悲しそうな鳴き声をあげた。
「Go!マッカチン‼Come here now !!」
「クゥン…」
僕が知る限りでは最大の怒号がマッカチンにとぶ。ご主人様の命令には逆らえないのか僕の手に1度頬擦りしたあと、しっぽをたらしてヴィクトルのほうへむかっていく。
「ヴィクトル‼やだよ。いかないでねぇ。おねがいだから…ねぇ!」
僕の叫びはただそらに消えて無情にもタクシーのドアがしまり、走り出していった。
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