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離れずに傍にいて【勝生勇利】
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離れずにそばにいてというよりも離れずにそばにいてよね。と言っているかのような演技構成にした。
『とても美しいですね。おもわず傍にいたくなるような引き付けられるものがありますね。そして最後は四回転と三回転のコンビネーションになるはずですが…ここで元師であるヴィクトル・ニキフォロフ選手の代名詞四回転フリップとトリプルトゥループのコンビネーション!!プログラムを通して訴えかけられるものがありますね。」
今僕にできること、すべきことは全部した。
ねぇ、ヴィクトル。
僕は今でも貴方を愛してる。
本当は持ってはいけない感情かもしれない。それでも僕は貴方に"Love"を感じてしまった。
僕は都合のいいやつなんだ。
実のところ、貴方を離そうか迷ったんだ。貴方は皆に望まれる存在でヴィクトル自身も氷上を望んでいるように見えた。
僕だけで独り占めしていい時間はもう終わりだって。そう思っていたんだよ。
けど手離せなかった。その頃には貴方へ向ける感情の中に"Love"が含まれていることにきづいてしまったから。
そしたら逆に貴方が去ってしまった。
バチがあたったんだ。
ヴィクトルは僕の心の歪みを悟ったのかもしれない。いまさら考えてしまったことを後悔しても遅いけれどしっかり想いを伝えることにした。
それがこの演技。
『いやぁ、素晴らしかったですね。これが試合だったらと思うともったいない気もしますがエキシビションだからこそ見られるものだったのでしょう。今日をもって引退する勝生勇利選手。まだまだ彼の活躍を見ていたかった残念です。しかし今日のエキシビションのこの演技全てを締め括るには最高だったのではないでしょうか。』
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