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離れずに傍にいて【ヴィクトル・ニキフォロフ】
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俺は君にコーチとして無償の愛を与えた。
結果的には君を使ってしたいことをしているから無償ではないかもしれないけれど。
純粋に指導というなの愛情をそそいだ。
『これは…アガペーですね。美しい。ユーリ・プリセツキー選手の今シーズンに使用されたこの曲…………………』
嗚呼、勇利。俺の持てる全てを君の力を強くするのに投じた。
君は強く、美しく成長した。
綺麗な君を見ているととても眩しく感じる。
もう、俺にはない綺麗さだ。
内面から溢れでる、かがやく清い光。
外見ばかりを繕うようになった俺とはちがう。俺の心は灰色や黒い感情ばかりだ。
『あまりの美しさについ言葉を失っていました。
ユーリ・プリセツキー選手が天使ならヴィクトル・ニキフォロフ選手は神の化身とでもいう所でしょうか。我々は夢の中なのかもしれません。正しく羽が映えているかのように軽やかなステップ。…っとこれは鐘の音。ニキフォロフ選手、氷上で伏せた!…一体何が起こるというのでしょう。』
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