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離れずに傍にいて【勝生勇利】
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最後は全員が整列して手を降るのだがここで、ピチット君に僕は手を引かれ集団から離される。隣をみるとユリオに押されるヴィクトルの姿があって…。
「勇利っ!再婚おめでとう!」
「えっ、ピチット君!?」
「おい、豚ぁっ!今度俺をお前らのいざこざに巻き込んだらぶっ殺す」
「えぇぇぇ……」
「はは、ありがとー☆」
「えっ、まさかそれだけで僕達はなされたの?」
「「二人とも今日で引退でしょ?(だろ)」」
「え?…二人って誰が?」
「ヴィクトルに決まってんだろ?」
「うぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
嘘でしょ。まって。ヴィクトルも引退するのなんで?なんで…。
当の本人は最高潮ににこにこしながら観客に手を振っていて
「ほら、勇利ちゃんとご挨拶だよー。あっいっしょに四回転フリップやろっか!俺右回りするか勇利は左からきてねー。交差するときにタッチしてそのあともう一周して跳ぼう」
本当…この人は楽しいことが好きなんだから。
「わかったよヴィクトル」
たくさんの歓声と拍手に包まれ、僕とそしてヴィクトルの選手人生は幕を閉じた。
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