アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
おもい【ヴィクトル・ニキフォロフ】
-
「俺は…いつからか君をただの生徒ではなく恋愛対象としてみるようになっていた。日に日に大きくなる君への想い。でも君は…憧れの存在、神さまとしてしかみてくれない。君は俺が泣くことさえも珍しがっていた。近づいて狭まっていたと思ってた距離はそれほど変わっていなかったのかと悲しかったよ。
俺は人間なんだ。男なんだよ。泣くし怒るし邪な想いも抱く。重苦しいほどの嫉妬もする。俺は聖人じゃない。君からのその清いようなものを見るようなめが耐えられないこともあったよ。でも離れたくなかった。」
「ヴィクトル…」
俺は、自分でもなにを話しているのかわからない。
ただただ今までのおもいが口から無秩序にでていく。
握りしめた拳は血管が眼がいたいぐらいに浮き出ている。
今は泣いてはいけない。言わなければいけない。ここまで来たなら最後まで。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
42 / 60