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噂
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「悠くん?」
『あっ守先輩』
なんかお久しぶりだ。まあ学年違うから会う機会ないしね。
やっほ〜なんて言って駆け寄ってくれた。控えめに言って可愛すぎる。小動物みたい。カナ先輩も可愛いけど人形的な可愛さなんだよな。
「守…あげない」
「ええっと、望むところだ?」
こらっカナ先輩。守先輩困ってるでしょーが!
…なんか、俺ってオカンみたいだな。
「あぁ…ゆう…」
「はいはい、迷惑かけてごめんなー?」
『いえ』
ズルズル…
カナ先輩は横山先輩に回収された。お疲れ様です
「ふふ、噂って本当だったんだね」
『噂?』
必然的に、守先輩と二人だ。
いや別にドキドキなんてしないけど。
「奏多が喋るようになったってね」
二人は仲良いのかな?名前で呼びあってるみたいだし。そういえばカナ先輩って奏多って名前だったっけ?慣れって怖いわぁ。
「奏多が喋るようになったってクラスの人たちが騒いでたんだよ。ありがとね」
『いや、俺なんもしてないデス』
これガチで。
守先輩は流すように笑った。あ、信じてないな。
「そういえば、噂って言ったら…」
『???』
「今日あの人たちの謹慎が終わったって聞いたんだ」
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