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「じゅうしまつ」の事情
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その日は、どんよりとした日だった。
と『…シリエージョ・ファミリー主催のパーティがあるっぽいよ。』
「とどまつ」がパソコンを弄りながらボソッと呟いた。
それに、さっきまでわちゃわちゃしてた俺達の空気はガラッと変わる。
お『"あの"シリエージョ・ファミリーが…パーティねぇ…。』
「おそまつ」兄さんは、ニヤッとしてそう呟いた。
と『し、か、も、この情報…裏の情報網でしか回ってないね。参加者も凄いとこ揃いだ。』
ち『因みに、何処が来るの…?』
「とどまつ」が『ちょっと待ってねぇ〜』と言いながら、すごい勢いでパソコンを打つ。
と『ええっと…プリュネ・ファミリー。カメーリャ・ファミリー。ローザ・ファミリー…だね。』
い『ヒヒッ…どのファミリーも"人身売買"の大御所様じゃん。』
か『許せないな。』
「くそまつ」が腕を組みながら言う。ちっ…言うタイミング揃っちまった…
お『この業界じゃ、そういう事は普通にあるからなぁ………まぁ…許せはしないけどな…。』
じ『何を書いてんすか?「おそまつ」兄さん。』
お『ん〜??あぁ…これねぇ…。』
「おそまつ」兄さんは紙の束から4枚の紙を取り出し、何かを書き始めると…それを皆が見えるテーブルの上に置いた。
紙を見るとそれは…
お『「からまつ」、「ちょろまつ」、「いちまつ」、「じゅうしまつ」。お前ら…この紙持って、パーティに潜入だ。』
パーティの招待状だった。
か&ち&い&じ『りょーかい。/…/!』
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