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寒い夜は嫌いですか?【kypp】#1
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P-Pside
今日は恋人、として初めてキヨさんの家に泊まる…
絶対今日アレするよね…ご、ゴム…買ってたし…。
付き合い始めて1ヶ月は経ったけど、まだキスしかしてない。
普通の恋人ってこんなものなのかなーと思って何も言わなかったけど…
内心では僕って魅力ないのかなって思ってた。
でも、もしそうならゴムなんて買わないはずだし…自惚れてもいいんだよね…
自然に赤くなってくる頬を押さえ準備を始める。
最低限必要な着替えを入れ、ゲームのリモコンを鞄に入れる。
「よしっ、これでいいかな」
鞄を手に取り玄関へ行く。
今日はこの家には帰ってこない、なんか寂しいなーって思いながらも家を出る。
「行ってきます。」
そう呟きキヨさんの家に向かう。
ゲーム楽しみだなって思いながら歩いているとコンビニがあって、ショーケースに並ぶお菓子がやけに魅力的に見えた。
約束の時間まで10分はある。
そう思うと人間っていうのは見に行きたくなって。
気がつけば約束の時間から30分オーバー。
急いでお菓子を買ってキヨさんの家に向かう。
ここを曲がればキヨさんの家ってところまで来て、曲がり角を曲がった。いや、曲がるはずだった。
「うわっ!?」
誰かに引き寄せられ、抱きしめられた。
「心配した、おせぇんだよ…馬鹿…」
「ぁ…ごめん…ごめんね?」
わざわざ探してくれてたんだ…こんなに寒い中…
そう思うと本当に申し訳なくなってキヨさんを抱きしめた。
「寒かったでしょ?」
「寒かった、けど、お前が無事だったから」
そう言って笑った君は眩しくて…やっぱり好きなんだって実感した。
「わー、キザなセリフーw」
なんて、思ってもないことを言ってしまう僕は素直じゃないなぁ
「うっせ、ほら帰んぞw」
「うん!w」
僕ら2人は歩きだす、お互いの手を握りながら。
今日の夜のことで悩んでたことなんて、なくなるくらい幸せだった。
続きまーす!
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