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裏の世界で名を知れ渡らせている暗殺組織
それが俺が所属しているホーム
コードネーム――鴉
鴉、なんてまさに俺にぴったりで俺自身結構気に入ってたりする
「ぃ、…らす…、」
それにしてもここのクレープ美味いな
「おぃっ」
次来た時はいちご入ってるやつ買うかな
「ッ……おいって!鴉!!聞いてんのか!?」
「…んだよ。聞こえてるってーの」
俺が幸せを感じてるっていうのに耳元でうだうだ言ってきやがるおっさんにムカッときて、ぶすっとした目を向ける
「お前は聞いてるだけだろーが。右から左に通り抜けたら意味ねぇんだよ」
「あぃあぃ」
「………はぁ」
適当に返した返事に肩を落としてため息をついてるこいつは燕
イイ歳したおっさんがため息なんかつくんじゃないっての
てか
「おっさん金糸雀んとこ行ってんじゃなかったか?なんで俺んとこ居んだよ」
燕の役目は組織から俺たちに任務を伝え、情報を渡し、完了を確認後また組織へそれを報告すること
まぁ一種のパシリだ、パシリ
そんな燕は俺の知ってる情報では、今頃金糸雀っつー俺の嫌いなやつと行動を共にしているはずだった
「…あのクソガキ、また行方眩ましやがってな。
だからそのお鉢がお前に回ってきたわけだ」
「………やだ」
「やだじゃねぇ」
べちゃっ!
「!?!」
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