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部屋に入ってどのくらいたったんだろう。
さっき頼んだルームサービスのコーヒーはもう温くなっている。
それでも俺たちはソファーに向い合わせで座ったまま何も話せないで居た。
悠は俺が話し出すのを静かに待っててくれてる。
深呼吸を一つして俺は口を開いた。
「ロス行きの話、今日聞いたんだ・・・本当の事を。」
「本当の事?」
不思議そうな瞳を真っ直ぐ見つめる。
「あの写真のせいでうちのマネージャーが・・・」
「仁さん。」
俺の言葉を遮る。
切ない顔で見つめられた。
「確かに週刊誌の写真がきっかけかもしれない。でもね、留学は自分で決めたんだよ。」
静かに瞼を伏せて悠はゆっくりと話してくれた。
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