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「仁さん!?」
びっくりして体を離そうとするから腕に力を入れる。
「また・・・忘れるのか?」
甘いコロンの香りのする耳許に唇を寄せて囁く。
ロスに行く前、悠は俺を・・・忘れた。
あれは事故だったけど、もう忘れられたくない。
「頼む・・・忘れないでくれ。あんな思いはしたくない。」
自分でも分かるくらい情けない声で呟く。
そんな俺を優しく抱き締め返してくる。
「でも、仁さん・・・恋人・・・っ。」
言い終わらない内に体を離して唇を塞ぐ。
これ以上悠の口から“恋人”なんて言葉聞きたくない。
「・・・ぅんっ・・・」
舌を絡めると昔と変わらない甘い吐息が漏れる。
それだけで俺は煽られて理性を失う。
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