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仁と住み始めてアパートも引き払って売りも辞めた。
今までの事全てと引き換えに仁を神様がくれたんだと思う。
これからは仁のためにいろんな事をしたいと思ってた。
例え“誰か”の代わりでも・・・
でもそれさえももうできなくなるの?
あれは夢だよね?
もう俺は仁無しじゃ生きていけない・・・
お願いだから。
もう一人になるのは嫌だ。
誰かと居る事に慣れてしまったら一人になるのが怖い。
だから無意識に部屋を出る仁を追いかけてたんだ。
そして・・・
それから・・・
あれ?
それからどうしたんだっけ?
覚えてない。
―――馨―――
誰かに呼ばれた気がして俺はゆっくり目蓋を開いた。
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