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“お互いを求めて辿り着く運命”?
何だよ、それ。
それじゃあ俺の入る隙間は無いって事?
1年以上も仁をほったらかしといて・・・
今さらのこのこ現れてそんなの狡いよ。
「そんなの・・・認めない。今さら・・・そんな・・・」
俯いて呟く俺の頭を本条くんが撫でる。
「人の気持ちはどうにもならない。神山が仁さんを好きなのも、悠と仁さんの気持ちも・・・だから俺は何も言わない。」
ゆっくり顔を上げると本条くんは今まで見たことのない穏やかな笑顔を俺に向けてた。
「でも・・・自分を追い込んだり、傷付けたりする恋愛はするなよ?」
そう言って頭をぐちゃぐちゃにして立ち去る。
俺はただその後ろ姿を見送った。
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