アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
.
-
「痛み止が射ってあるから痛くはないだろうけど絶対安静だからな。」
「動きたくても動けないよ・・・」
顔を覗き込むと苦笑いした。
「着替えとか取ってくる。」
ベッドの横のパイプイスから立ち上がるといきなり腕を掴まれた。
「どうした?」
不安そうな顔をするから安心させるために微笑む。
「あのさぁ・・・事故る前の・・・あれは・・・その・・・」
俯きながら言いにくそうにしてる。
たぶん別れ話の事だろう。
認めたくない・・・
全身から感じ取れる馨の訴えだった。
「とりあえず落ち着くまでその話しは保留にしとこう。」
気休めなのは分かってる。
保留にしても変わらないのに・・・
でも考える時間が欲しかったんだ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
166 / 179