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一番奥に居た俺は最後に挨拶をした。
『彼がジン・ナルセです。』
通訳の人が説明すると支社長が俺の顔をじっと見る。
『貴方が“ジン”か・・・クリストファー・クロスです。よろしく。』
微笑みながら手を差し出す。
『よろしくお願いします。』
少し言葉に引っ掛かりながらも営業スマイルで手を握り返す。
そして挨拶を終えると和やかな雰囲気で食事は進んだ。
だけど俺だけが何だか釈然としないままその日の食事会は終わった。
「意外と気さくな社長だったな。」
メンバーにはそう見えたんだ・・・
じゃあやっぱ俺だけか?
何か生け簀かないヤツだと思ったのは。
俺はモヤモヤした気分のまま家に帰った。
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