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「仁、見て!すっげ~綺麗。」
ショーウィンドウの中を覗き込みながら馨が目を輝かせる。
そこにはガラス細工の動物の置物が飾られてた。
やっぱ女の子みたいだな。
タバコに火を点けようと後ろを向いて何気無く反対側の歩道に視線をやった。
そして俺は思わず動きを止めた。
「悠・・・?」
そこにはこの1年半、会いたくて会えなかった愛しい人が歩いてた。
俺の覚えてる顔より少し大人っぽい雰囲気にはなっているが、その愛しい姿を俺が間違うハズがない。
思わずこっち側でその姿を追い掛ける。
全く気付かずに歩いて行く悠。
人混みを掻き分けながらでも、目は悠を捉えたままで俺は追い掛けた。
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