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夕方、家に帰ると部屋には電気が点いてて
「ただいま~」
「おかえり♪」
玄関を開けると馨がリビングから走って来て抱き付いてくる。
何時からかこれが普通の光景になってた。
そんな馨が可愛くて額にキスをする。
「今日はクリームソースのパスタだよ。」
キッチンに向かいながら馨が言う。
俺はソファーに荷物を投げてドサッと座った。
リモコンを手にしてチャンネルを何気無く変える。
そこには在り来りな夕方のニュースが映し出されてた。
普段この時間にテレビなんか見ない俺は、興味も無いのにただ無駄に流される映像を見ていた。
【アメリカのカジュアルブランドの“HUG”が日本進出する事が分かりました。…】
「あ、ここの服俺好き~」
馨がキッチンから言う。
確かこのブランドは・・・
俺たちが専属モデルするって言ったらどんな顔するかな?
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