アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
.
-
家に帰るとソファーには携帯を握り締めたまま馨が眠ってた。
俺はベッドルームに行くとタオルケットを持ってきて馨に掛ける。
床に座ると目の前にある頭を撫でた。
何も言わずに突然出て行ったから驚いたよな?
「ごめんな…」
「…ぅん…じん?」
睫毛が動いて颯が目を覚ました。
「ただいま。」
「仁…!」
起き上がると抱き着いて来る。
不安だったよな?
「仁…1人にしないで…傍に居て…」
小さな声で呟く。
「ごめんな。」
抱き締めると安心したように胸に顔を埋める。
こんなに弱い馨を初めて見た。
壊れ物を扱うように馨を優しく抱き締める。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
30 / 179