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ピンポーン。
インターホンが鳴る。
重い体でドアまで行くと鍵を開けた。
『ハルカ、顔色が悪いってキリタニに聞いたけど・・・』
『クリス・・・大丈夫だよ。』
心配そうなクリスを部屋に入れた。
『時差ボケかな?』
笑って見せてもクリスの顔は変わらない。
彼は父さんの会社の顧問弁護士の息子で、ロスに行ってからずっと傍に居てくれた。
僕も父さんの事ではたくさんクリスに甘えて支えてもらった。
会社を継いでからはクリスには仕事のサポートをしてもらって日本出店では支店長を任せた。
そのくらい僕は彼を頼りにしてる。
お兄さんみたいに。
『クリスは心配し過ぎなの。』
『ハルカが素直じゃないからだろ?それより・・・風呂にでも入って疲れを取れば?準備してくるよ。』
頭を撫でてバスルームに行った。
上着を脱いでベッドに放ると着替えを取る。
『ハルカ、準備出来たよ。』
『ありがとう、クリス。』
『背中、流してやろうか?』
『遠慮しときます・・・』
僕はバスルームに行くと服を脱いでシャワーを軽く浴びるとお湯の張ったバスタブに身を沈めた。
暖かいお湯は気持ちまで暖かくしてくれてさっきまでの少し落ちてた感じが軽くなる。
窓の外を見ると宝石を散りばめたような夜景が綺麗で思わず見とれてしまった。
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