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見てください!この力こぶ!
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「迷ったぁ?」
「はい、そうなんです」
落ち込んだ様子のテツヤに海常の部員達は呆気に取られる。
「それぐらいで暗い顔しないでほしいっス」
「二十歳をすぎて迷子になったんですから…。暗い顔もしたくなります」
「……ん?聞き間違えっスか?今、二十歳って…」
「?僕、24歳ですけど」
「「「「「はあ!!??」」」」」
今まで黙っていた他の部員も、思わず叫んでしまう。
「24って……俺より、8歳も歳上じゃないっスか!」
「君が1年生なら、そうなりますね」
驚愕している海常メンバーを見てテツヤは首を傾げる。
「何か驚くことがありますか?」
「驚きしかないっス!てっきり未成年だと思ったんスもん!」
「未成年って……。それは言い過ぎじゃありません?」
「いや、今回ばかりは黄瀬と同意見だ。全く成人には見えない」
笠松の言葉に、皆頷く。テツヤは成人には見えないと言われ目に見えるように落ち込んでいる。
「何が悪いんでしょう…。童顔だとはよく言われますが、未成年は言い過ぎです。それに……」
ぶつぶつと独り言を言い出したテツヤを海常は何とも言えない顔で見つめる。すると早川が叫んだ。
「体型じゃないっすか!?テツヤさん、大人にしてはひょ(ろ)いと思います!!」
「っ!ひょろい!?見てください!この力こぶ!」
「「「「「いや、ねえよ!!」」」」」
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