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ふふふっ…
ふっふっふっふ…
ふふふふふふふっ…
…あぁ…失礼…
どうも…鈴音蒼です…
あ…もしかして…
何これ?ページ飛んでんじゃん。とか思いました…?
ふふっ…
そんな事はないので安心して下さいね…
僕は今…訳あってあの世界に来ています…
そう…彼が魔界と呼んでいたあの世界です…
今僕の目の前にあるこの超大型テレビ(見た目はそちらの世界のものと変わりません)では…
そちらの世界の好きな場所の映像を…字幕(心の声)付きで観る事ができます…
ふふっ…面白いでしょう…?
僕は今から…母校でもある星藍学園高等部…二年A組の様子を…リアルタイムで観てみようと思います…
ふふっ…楽しみだなぁ…
――ポチッ
『タケルー、一緒に屋上でメシ食おうぜー。』
〔みんな大っキライみんな大っキライみんな大っキライ…〕
『は?二人で?』
〔マジかよ!?こいつと二人で…二人っきりで…お、屋上で…ッ…!?〕
『…うん。』
〔タケルは安全。1回…いや2回ヤッたけど。〕
『マジか…分かった。』
〔あいつらは?とか聞かなくていいんだぞ俺。やっぱあいつらも一緒に…とかなったら最悪だし。〕
『おい、弁当は?』
〔おい凜…そいつも他の奴らと同じだぞ。何故気付かない?〕
『…朝渡しただろ。』
〔もう…人前でそーゆー事聞くなよっ。恥ずかしいじゃねーかっ。〕
『…そうだったな。悪い。』
〔碓水…俺は毎日こいつの作った世界一美味い弁当を食ってるんだぞ。どうだ?羨ましいだろ。〕
『……行こうぜ。』
〔くぅーッ!いいよなぁ…あいつ。俺もこいつと兄弟だったらなぁ…〕
『おう。…つか、今の誰にも言うなよ?』
〔あー…まじで恥ずかしいっ。〕
『あ…?』
〔もしこいつと兄弟だったら…〕
『だから…最近俺が兄ちゃんの弁当作ってるってこと。』
〔タケルが言わなきゃとりあえずあいつらにはバレねーだろ…〕
『…おぉ…』
〔家で二人っきりの時とか…〕
『おい、まじで絶対言うなよ?』
〔返事テキトーだな。ちゃんと聞いてんのかよっ…?〕
『…ふおぉ…!』
〔想像したらやべーッ!!〕
――ガラッ…
『…なんかキモッ。』
〔鼻息荒れーしっ。〕
『…えっ?』
〔やべっ。全然話聞いてな
――ピシャンッ!!
あ…ちなみに…
教室を出た人の音声は拾えなくなります…
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