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甘いカンケイ19
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「凜…美味しい?」
「はい…」
「…そっか。」
酷いな…この落ち込み様。
まぁ無理もないけど。
「それさ…商品にしたら売れるかな?」
「はい。絶対売れると思います。」
「ほんと?よかった。」
俺は甘城真。
今年で二十八歳になる。
パティシエ歴十年で、店を継いでから今年で七年。
今日は店が休みだから家でのんびりしてるんだ。
好きな人と一緒にね。
「玲君と連絡とってる?」
「…いえ。」
俺の好きな人は男だけど、俺はホモじゃないよ。
彼が誰よりも可愛いから好きなんだ。
「彼が羨ましいよ。」
「えっ…?」
「こんなに凜から想われてるなんてさ。」
まぁ、今はいつもの可愛い笑顔も見れないんだけどね。
「……」
「…ごめん。嘘吐いた。」
「えっ…?」
「…彼が恨めしい、の間違い。」
「…えっ…?」
「俺は凜の笑顔が好きだから。」
「…っ…」
「ケーキ食べても笑顔にならないなんて初めてだよね。」
「…すいません…俺…せっかく作ってくれたのに…」
「そういう事じゃないよ。」
バカだな…俺。
彼には嫉妬するだけ無駄だって分かってるのに…
「…ほんとにすいません…」
「…別にいいけど…今日は酷くするかもよ…?」
「…えっ?…わっ!?」
——ドサッ
「…目の前で堂々と他の男の事で悩まれたらさ…」
——ぴちゃ…
「…ぁっ…」
「いくら俺だってムカつくよ。」
「…ッ…ごめん…なさい…」
ふふっ…
耳舐めただけでこんなに息乱して…
酷くする、って言葉に反応してるのかな…?
ほんとにMだなぁ…凜は。
——れろっ…ちゅく…
「…ンっ…ァ…やっ…」
「…嫌じゃないでしょ?」
——ぐりっ…
「…あぁ…ッ…!」
「ほら…もうこんなにして…」
「…ふァ…っ…」
あぁ…やっぱり可愛いなぁ…
このキスして欲しい時の顔とかね。
でも今日はしてあげないよ。
ふふっ…
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