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【甘城side】
よく寝てる。
寝顔可愛いなぁ…
さっきは酷くしてごめんね?
でも…優しくしてたら、多分おさまらなかった…
——ちゅっ
ねぇ…
凜の好きの重さって、どれくらい…?
『はい。』
「もしもし…玲君?」
『あぁ。どうした?』
「どうして凜から離れたの?」
『…俺が留学する事はだいぶ前から決まっていた。』
「それ…凜は知ってたの?」
『あいつの意思は関係ない。』
「…何それ?関係なくないでしょ。」
『俺達の会社を知ってるだろ。』
「…うん。」
『俺にはやるべき事がある。全てはその後だ。』
「…あっそ。別にいいけど。…凜は俺がもらうし。」
『…好きにしろ。』
「ふふっ…本気で言ってるの?」
『俺が進む道は…生まれた時から決まっていたようなものだ。』
「…まぁそうだろうね。」
『だが俺はそれで良かったと思っている。』
「…えっ…?」
『先に生まれたのが俺だったから…あいつは自由でいられる。』
「……」
『あいつに檻は似合わない。』
「もしかして…留学って会社を継ぐ為に…?」
『とりあえず大学卒業まではこっちで暮らす事になった。』
「……はぁ!?」
「…んっ…?」
「あ、ごめん…」
『…どうした?』
「いや…」
『凜と一緒なのか?』
「うん…」
『…そうか。凜は本当の事を知らない。絶対に言うなよ。』
「…分かった。」
『…凜を頼む。』
「えっ?ちょ…」
——プーッ、プーッ…
「…はぁ。」
「…アマギさん…誰ですか…?」
「ふふっ…凜が心配するような相手じゃないよ。」
「…む…」
「はは…もしかしてヤキモチ?…可愛い。」
「可愛いくないですっ。…わっ!?」
——がばっ
「…っ…アマギ…さん…」
「もう一回しよっか?」
「…っ…」
「今度は優しくするよ。」
「…はい…」
——ちゅっ…
「…ンっ…」
「好きだよ。」
「…俺も…です…」
——ちゅく…ぴちゃ…
「…ん…っふ…」
この小さくて可愛い唇が…俺の名前だけを呼んでくれたらいいのに、とか…
——ちゅっ…れろっ…
「…っ、…んぅ…」
すごく大切なのに、壊しちゃいたいって思ったりとか…
——ちゅく…れろっ、ぴちゃ…
「…ンっ…ふ…んぅ…ッ…」
俺の好き、は…
もう…歯止めがきかないよ…
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