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翌日の昼休みに楓は約束通りいつもの裏庭に向った。さすがにパンの耳を出して食べるのは恥ずかしかったので我慢をして、輝が来るまでいつも通り景色の絵を描いて待つことにした。
そして輝の方はというと教室を出て行くところを雅姫につかまり、どこへ行くのかと止められてしまう。内緒だというとさらに興味を持ったようで目を輝かせてきたが、詳しくはあとで話すと約束をするとなぜか急に大人しくなった。
「珍しいね、お前が素直なの。明日は大雨かもな」
輝がそう言ったことにも黙って微笑み、雅姫は親友の背中を見送った。
「珍しいのはお前の方だよ。いつもの無愛想フェイスはどこにいったんだ。まあ、これからのお楽しみってことかな……」
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