アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
*
-
★
楓の下半身にそっと触れると、また身をくねらせ口を押さえ「んっ……」とそれ以上声が漏れないように、瞳だけで感じていることを伝えてくれる。きっとお互いあと少しではじけてしまうくらい、限界はすぐそこまできているはずだ。もっと、もっと全てが見たい、触れたいと楓を抱きしめ正直な気持ちを吐き出した。
楓の心音は先ほどから変わらずどくどくと強く音を立て、息苦しくていつもより呼吸も乱れているのが自分でも分かった。でもそれは、何度もキスをして唇をふさがれるから……。ではなくて輝のことが好きで、好きでこうしていられることが嬉しくて、恥ずかしくて胸が苦しいのだ。そんな中で輝が「もっと触れたい」と、少し震える声で言ってくれたことにまた胸が甘く苦しくなる。自分だって同じだ、キスだけじゃ済まないのも分かっていた。
でも好きな人との行為が、こんなに恥ずかしいなんて……。それだけではなく、輝に全てを見られるのも恥ずかしい。そしてもうひとつ、自分の体に自信がないのもあるが、輝の整った男らしい体つきに異常なまでに興奮してしまったこの気持ちを悟られたくなかった。決して嫌ではない、止めても欲しくない。ただ、この「恥ずかしさ」をどうすればいいのか……。
オレンジ色のルームライトが温かく二人を包み、互いを見つめたまましばらく沈黙が続く。楓はまだ先の覚悟まではできずにいたが、ここで自分が思っている気持ちを正直に伝えなければ、次に進めないと感じた。
「輝……あのね、僕……今、凄く恥ずかしいんだ。この恥ずかしさを、どうすればいいか分からないんだ。でも……でもね、いっぱい輝に触って欲しいの……」
顔を真っ赤にして「これがいま言える限界」だと言ってくれた。もうそれだけで十分伝わった。今日、楓がこの家に来た時からこうなることを望んでいた。まだ駄目だと何度頭の中で思っても、愛しい人を目の前にしてそれは無理だった。もう少しだけ、あともう少しだけ触れたいと楓に優しくキスを贈り、そっとズボンに手をかける。頬を染め、目を瞑る姿から本当に楓の緊張が伝わってくる。お互い身につけているものがあと一枚となったところで、ひと呼吸置き楓の下着を下げると想像通り、いや……想像以上に綺麗な薄ピンク色のものがふるりと勃ち上がり現れた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
90 / 533